性癖を書いてたら大学生活が終わってた件について

こちらはTCU-CTRL場外乱闘 Advent Calenderの12/17の記事です。

https://adventar.org/calendars/9174

 

大学生活ももう終わっちまうよ…
あと3ヶ月ってマ…?
春休み考えるともっと短いんだってぇ…
私も来年からは社会の歯車かぁ…

 

 

 

 

現B4のりゅーのさんです。
アンナちゃんのママでありパパである存在です。
アンナちゃんは無性生殖によって生まれました。私の半分…私の光の部分を詰めて生まれた存在です。吸血鬼なのに。

 

残された闇はというと…性癖を生み出しました。
闇の深い性癖です。執筆が捗るなぁ…うへへへ…

 

りゅーのさんはアンナちゃんを生み出した後は性癖全開のTRPGシナリオを書いてました。

 

集計が間違ってなければ2年で7本?
1シナリオ3万字くらいなので、21万くらい…と思いきや1作品で20万字の化け物がいるので40万弱ですかね。すご、この人なんでこんなに書いてんの…?これ卒論ってことにして卒業できねぇかなぁ?

 

3万字くらいのシナリオで1回プレイするのに8時間くらいかかるんですよ。
となると、単純計算100時間程度…テスプのため複数回回してるので合計は400時間くらいやってるのかな…?
ほんと、長い時間付き合ってくれている友人達には頭が上がりません。カンシャカンシャ‼︎

 

こんなにシナリオを執筆してると、魅力的なキャラとか、引き込まれるストーリー展開だとか、他人のメンタルの崩壊のさせ方とかなんとなく分かってくるわけです。
大学4年間の集大成としてその辺について、腕が動くままに書き殴っていきましょう。見づらい文章かもしれないけどごめん寝すまん寝許して寝!

 

●キャラクターについて
まずはキャラクターについて。
魅力的なキャラクターというと、明るい髪色にふりふりのスカート履かせてキラキラな感じにすればそりゃ魅力的なんですけど、そういうことではありませぬ。
確かに可愛いキャラとかカッコイイキャラはそれだけで人気あります。
でも、どれだけ可愛くても、カッコよくても性格が終わってたら好きになれないと思うんですよ。

 

例えば、めちゃくちゃ顔が良いキャラがいるとしましょう。
そんな人がゴミをポイ捨てしたり、気に入らない相手を意図的に無視したり、言ってることがメチャクチャだったりしたらどうですか?
イラッとくるでしょう?そういうキャラが好きな人もいるかも知れませんが、私は好きじゃないです。

 

だからって万人受けするような優等生を作ればいいかと言われると、それはそれでありきたり。キャラはいいけど普通だなーってなってしまいます。

 

ここで、さっきのキャラがゴミをポイ捨てしてどっか行った後、1人でコソコソと戻ってきてゴミ拾って片付けてたりしたらどうでしょう?
無視する相手は片思いの相手だったり、言うことがめちゃくちゃなのは場所によって立ち回り変えなくちゃいけなくて混乱してるだけだったりしたら?
あれ?実は悪い子じゃないのでは?って思いません?
じゃあなんでそんなことしてるの?って気になってきませんか?
これがキャラクターの魅力だと私は思うのです。

 

何か事情を抱えていたり、実はこうだったっていうギャップがあったりするのって魅力的だと思いませんか?(あくまで物語上のお話ですよ?現実は知らん。)

 

あと、弱いところを見せるのも大事ですね。
常に自分が最強だと思ってる子が実は強がりで過去に大きなトラウマを抱えていたとかどうでしょう?
ストーリー中盤くらいにメンタル壊れちゃって主人公だけに泣き顔見せて、その後は吹っ切れたように本当に最強になっちゃうの。え、好き。書いてて自分の癖だなって思った。
もちろん最後まで最強を貫き通してもらうのも魅力的ですけれどね。

 

アンナちゃんって何が魅力なんですか?
→長い間生きて自信満々なのにちょっとポンコツでアホっぽいところ。誇り高き吸血鬼どこいった?っていうギャップ。
あと白髪ロング。赤い目。ロリママ。

 

そういや、某寝…氏がなんか言ってましたが私はロリコンではありません。『ちょっとほわ〜って感じの言動子供っぽい緩めな、バブみを感じる青髪ロングのお姉さん』が性癖です!!!
自分が生み出したキャラに性癖を破壊されました!!!

 

●ストーリーについて
ストーリーって良く起承転結でーみたいな話あるじゃないですか?
あれってめちゃくちゃわかりみが深いんですよ。

 

その中でも大切なのが起と転だと思うんですよ。
起は物語の導入部分な訳ですから、プレイヤーがその世界に引き込まれるかどうかって話。

「くくく…良くきたな人間よ…このお話の全体的な雰囲気はこんな感じだぜ…性癖に合いそうなら入りな!」
ってことです。
つまり、フィルターですよ。性癖が刺さりそうな人を見極めるフィルター。
この後に特大ナイフ持って「うぉぉぉぉ!!!性癖の刃を喰らえェェェ!!!」ってやった時に致命傷になる人を引き込む役目があると思います。

 

転は承でぬくぬくしていたプレイヤーに「ふっふっふ…実はこれ…こういうことだったんだぜ!」っていう衝撃の事実が明かされる感じです。
ここの衝撃の大きさで人の性癖を破壊できます。あとは結で傷口を大きくするなり、ナイフを深く刺しに行ったり、自由に調理しましょう。

 

転で衝撃を大きくしすぎた結果…TRPGの性質上、NPCになりきって読む必要があるので、感情移入する必要が出てきてぇ…
読んでる私が泣きかけたことがあります…オンラインセッションなのでバレませんでしたが、危なかったです。視界が歪むところまではいきましたよ…
性癖の刃は諸刃の剣です。取り扱いには注意してください。

 

よく「りゅーのさんって可愛い女の子生成して虐めるの好きですよね?」ってほざいてる人が一定数いるんですが、好きで虐めてるわけじゃないですからね?
虐めた方がプレイヤーの共感を誘いやすいだけです。
「虐めは良くないよ!」ってのは基本的な道徳をお持ちの方なら分かるじゃないですか?
そうすると、プレイヤー視点で誰が悪役なのかってのが明確になるんですよ。
「虐めてるこいつが悪いやつか!倒さなければ!」、「この子が可哀想。助けてあげなきゃ」の2つの感情を誘うことができるんです。(虐めてるのはこのりゅーのってやつだな!?ボコボコにしなければ!)
プレイヤーの感情をある程度絞るってのはすごい大切なことなんですよ。とくにTRPGシナリオでは。その辺についてはキャラの魅力とは少し離れるので、この辺にしておきます。多分後ろの方で書いてるかな?


ここまで書いてて思い出したんですが、「シナリオ書けない」って言ってる友人がちらほらいるんですが…
手を動かせばシナリオは書けるので、「どうやって書けばいいか分からない」って感じですかね。

 

これは私のやり方ですが、シナリオ終盤に明かされる衝撃の真実!っていう部分を早い段階で考えておく必要があると思ってます。
どうやって考えるのーってことなんですが…

 

常識を疑うのです!

 

結局フィクションなんで、いやいやそれは物理的におかしいでしょ?なんて無視すればいいんですよ。シナリオ執筆では常識に囚われてはいけないのですね。

 

もう回すつもりもないのでネタバレさせます。私がSF研の方で出したシナリオ回る予定あるよって人は飛ばしてもろて。(おらんやろ)

 

そのシナリオにはアイドルの子が出てくるんですが、何度も自殺しようとして未遂に終わってたり、いろんなところに爆弾仕掛けて何食わぬ顔で脅迫したり爆破させたりしてました。
当然、プレイヤーからは頭おかしいって思われてたと思います。

 

なんでそんなことしてたのかっていうのが終盤に明かされるんですけど、その真実が『この世界が現実ではなくゲームの世界だと気付いてしまったから』です。

 

イクラでクリエイティブモードで岩盤にmob詰めて、TNTで爆発させるとかやったことある人多いんじゃないですか?あれと同じ感覚です。

 

自殺未遂なのも、本当は死んでるけどゲームだからリスポーンしてるだけって話。

 

そして最後に「君もプレイヤーでしょ?一緒にここから出よう?」って言ってくるんです。それに乗るか乗らないかでエンド分岐。

 

我々の生きてる世界がゲームの中ではないと証明されてません。身の回りに証明されてないことって思ったよりたくさんあるので、その辺を使ってシナリオ書くのがやりやすいですよ。
他にも証明されてるけど、すごい曲解してみたりするのも楽しいです。

 

前に書こうとした題材だと、『人間死んだらどうなるのか』って話。
これはタナトフォビア(死恐怖症)っていう精神的なアレがあるらしいってのが分かったので没にしましたが…

 

物語って非日常なんですよ。
だから普段考えないこととか、あり得ないだろうなってこと積極的に取り入れることが大事なんだなと思いました!

 

● 主人公じゃないといけない理由がある

私がメインでやってるTRPGシステムってクトゥルフ神話TRPGなんですけど、最近のシナリオって秘匿ハンドアウトがひっじょーに多いんですよ。

 

秘匿ハンドアウトってのはキャラを作る段階で「あなたは過去に人を殺しました」だとか「あなたは正体を隠していますが、じつは世界一の名探偵です」とかの設定が追加される感じのものです。

 

なんでこういうのが流行っているかというと、シナリオが書きやすいから。
クトゥルフって日常から非日常にぶち込まれるっていうのが基本なんです。
つまり、主人公は元々は日常で暮らしていた一般人なんですよ。
現代日本が舞台だと、「事件?警察でよくね?」になります。
そうすると、別にプレイヤーが解決しなくていい事件なわけです。

 

事件に直接的に関係のある人物にするために秘匿ハンドアウトというものがあるのです。

 

他にも主人公の感情を絞りやすいってのもあります。
例えば、「あなたの家族は何者かによって殺された。犯人はまだ捕まっていない」という経歴を持っているとしましょう。
このキャラクターの感情としては「犯人が許せない。警察の捜査が打ち切られても一人で犯人を探し続ける」だとか、「この事件を解決するために警察官になった」のような「犯人を許せない」という考えを持ったキャラクターになると思うんですよ。
ここで「犯人なんでどうでもいい」なんて考えのキャラを持ってくる人は…いないでしょ。多分。

 

秘匿ハンドアウト以外でシナリオを作る場合、主人公が意図せずに巻き込まれてしまって、生きて帰るためには仕方のないことだったパターンです。
「目が覚めたら見知らぬ部屋にいた」だとか、「帰り道、道の前方に巨大な化け物がいた」だとか。
何でその事件に巻き込まれてしまったのかの理由付けのために主人公に特殊体質をつけたりすることがあります。

 

何にせよ、主人公は『特別』でなければならない。
その物語の主人公になれるのだから、特別な何かを持っていないといけないんですよ。
ゲームであればシナリオの線路の上を走るだけなので特別な要素は後付けでも問題はありませんが、TRPGとなれば
主人公のパターンはいくらでもあるので、後付けだと矛盾が生まれてしまう可能性がある。
だからキャラ作成時点で特別な要素を与える秘匿ハンドアウトが流行ったわけです。

 

私は秘匿ハンドアウト肯定派です。
そっちの方が物語にのめり込めるし、秘匿ハンドアウトを曲解して特級呪物生み出したりするの楽しいもんね!(ソプスク一緒に行ってくれたPLの方々、KP様、大変申し訳ございませんでした。愛してるから許して♡うん、愛してる。愛してるよー笑)

 

●細かいネタはいいぞ

シナリオ内にめちゃくちゃこまけぇ隠し要素みたいなの入れておくと楽しいですよ。
正直ね、誰も気付かないです。
でも、そういうのがあるともし気づいてくれた時に嬉しいし、なによりモチベになる。
シナリオなんて執筆に10時間以上、長いのだと半年くらいかかるもんなんですから、モチベ維持は本当に大切なんですよ。

 

実はお前は姉だと思っていた人間は血が繋がってないんだぜ!とか。
そういう要素はシナリオ終了時まで明かされなくてもいいんですが、想像してなかったところで回収できたりします。

 

主人公は元々拾われた子で、実はめちゃくちゃ凄い人の子供で特殊な能力を持っていることが途中で明かされたり。

実はこのNPCとこのNPCがこっそり付き合ってる設定があったり。(もちろん百合。)

矛盾したら矛盾したでその設定消せばいいだけですから、作るだけ得なんですよ。


いろいろと書き殴ったけど、こんなところだろうか…?
ここまで書いてきたのはあくまで私の考えなので、参考になるかと言われれば…うん。
そもそも普通の人はシナリオ執筆なんてやらんしね!
まぁ、創作活動の裏側にはこんな感じで頑張ってる人がいるんだよ!ってのが分かっていただければ。

 

で、なんでアドカレで性癖語り出したのかっていうと…
実はりゅーのさんは個人でコミケ応募してて、見事スペース貰えたんですよね。
前々から大学生のうちに個人でコミケに出品してみたいなーって思ってたんです。
んで、今回が大学生のうちで最後のコミケな訳で。社会人になったらそんな余裕ないだろうなーって思って、今回挑戦してみたんですよ。
性癖全開のシナリオ本を用意しております。
一応リアルとは分けているので、CTRLのDiscordサーバーの私のサーバープロフィール欄にコソッと場所を書いておきます。

 

宣伝じゃねぇか!?って?そうじゃ!
在庫抱えるの嫌じゃ!家に置くスペースが無い!

 

コミケに出る』を目的としててその先考えてないからね…このアンポンタン…

 

皆様、計画はしっかりと立てるようにしましょう。

 

明日はりあく徒くんが趣味全開の記事を書いてくれるらしいです。